あと10年

私と彼、そして今の自分について一気に綴ったこのブログを読んで頂いて
ほんとうにありがとうございました。

ブログを書くことで、この5年間を改めて振り返り、気持ちの整理をつけることができました。

しかし、私の話で気分を害された方も
少なからずいらっしゃったと思います。
ごめんなさい。



手術が決まったときは正直これが
人の道に背いた報いなのかな、と思いまし
それでも、
彼に出会えて彼を好きになってよかったと思います。


彼と過ごす3年後が私にあると信じることが
今の私の生きる希望です。


コロナ渦で、大好きな人に
なかなか会えない時がこれからも続くかと思いますが
医療従事者の方々への感謝を忘れず
過ごしたいと思います。


ありがとうございました。

一泊二日の入院で済む手術で
腫瘍を取り
その腫瘍を検査し
悪性なら再手術となる

なので
彼には何も話していない

さすがに
再手術となった場合は
入院も長くなるだろうし、話すしかないと思うのだけど、やっぱり本音は話したくない




昔、近い友人に言われたことを、こうなって
思い出した

「ストレスがね、黒い種なんだよ。
 それが身体の中で時間をかけて根を張っ  
 て、黒い花を咲かせるから気をつけて」

「食事も、残り物とか自分の分だけだから適  
 当でいいはダメよ。今が10年後の自分につ 
 ながるからね」

看護師の彼女は
当時夫との関係に悩み、産まれたばかりの子供を抱え、潰れそうになっていた私にそう声をかけてくれた。

今、その忠告の意味が身にしみている

インフォームド・コンセントというのかな
そんな話をされても
入院の手続きについて説明されても
どこか他人事のようだった

腫瘍を取って検査する手術は今月末

夫にはもちろんだが
子どもにも手術の話はしていないため
出張ということにして家をあける予定


私が不在の間
子供は実家にお願いするつもりだったが
2〜3日くらいならひとりで大丈夫と
言ってくれた


その時
私がいなくてもこの子は
もうやっていけるのかもしれないと
瞬間的に感じた


その時に初めて
涙があふれた


どこかで
自分の現状を受け入れるのを拒否していたんだと気づいた










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